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ティモスの特徴(3)


ティモスマッサージ

テイモスは「その他のマッサージ器」として厚生労働省の承認を受けたことは既に述べました。
マッサージ器の目的は、「神経・筋の興奮性を高めて機能を増進するか、あるいは鎮静的にはたらいて病的緊張を取り除くこと」にありますが、ティモスは「興奮・鎮静作用」を高めるための画期的ノウハウを取り入れています。

①反射作用
反射作用とは、病巣から遠く隔てたところにマッサージを行ない、反射機転により神経や筋肉・内蔵などに刺激を与え、機能の調整を図ることをいいます。ティモスでは白井先生創案の「双極療法マッサージ理論」により、手首と足首に導子を装着します。その際、導子にはN極とS極があり、痛みの内容に応じて、装着箇所の極性を決定します。

②振せん法
ティモス導子からの刺激は、叩打法と違い加える力は非常に弱く、皮膚を傷付けない優しい当たりです。リズミカルに心地よい快適刺激を皮膚に与え、新陳代謝を盛んにします。

③周波数刺激
周波数は1~15Hzの中から選びます。また1~15Hzを連続的に漸増漸減・漸増急減することも出来ます。主に8Hz近傍はアルファ波に近く、1~7Hzは鎮静性、9~15Hzは興奮性を期待出来ます。



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ティモスの特徴(2)


ティモス集合針について

一般に鍼(はり)といえば、皮下組織に刺入(しにゅう)する毫鍼(ごうしん)を指しますが、ティモス集合針は刺入しないで、皮膚を軽くつつき軽やかな接触針効果を与えるため、種々のノウハウを採用しています。

①針先
鍼の生命は針先です。針先は松葉形、卵形、のげ形、すりおろし形など、各鍼メーカーにより受け継がれたそのメーカー独自の形があります。ティモスは白井慶子先生の臨床経験から得た、ティモス独自の平形(ひらがた)針先です。特徴として皮膚を傷つけない、針の痕跡を残さない、接触感は軽くて心地よい、などがあります。

②快適刺激
ティモス集合針は、手足の固定方法と移動叩打(こうだ)法のいずれかの使用方法であって、長時間快適刺激を与えることができます。バネの弾力とパルスコイルに独自の方法が採用されています。特徴として多くの方から、治療開始5分位で全身がリラックスする、眠くなる、全身が暖かくなる、気もちがいい、といった声があります。ペン型導子の他に丸型導子があります。丸型導子の表面には光(LED)が点滅し、ほのかな気分にさせてくれます。

③ステンレス集合針
ペン型導子先端にある12本の針はステンレス製で、アルミニウムの台座に埋め込まれてあります。特徴として高圧高熱に強く、経年耐久性に優れ、針先の磨耗が少なく、ワンタッチで交換できます。強弱の調節も容易です。一方、丸型導子の集合針は固定式となります。


ティモスの特徴(1)


【パルス磁場について】

ティモスから発生する磁場はパルス磁場です。磁場にはパルス磁場の他に、直流磁場と交流磁場があります。ティモスの人体に与える磁場はパルス微弱磁場です。ティモスの中心コイル部に発生する磁場は、理論上1000ガウスですが、この値はパルス波の最大値であることと、磁気エネルギーは殆んど集合針の振動エネルギーに変換されます。

● 磁気欠乏症候群
現代病といわれる自律神経失調症や不定愁訴症候群のうちで磁気で良くなるものを磁気欠乏症候群といいます。地球磁場は平均して0.5ガウスとされていますが、ビルやマンションの内部では30~40%も低くなります。このための現代生活環境が磁気不足を来たしているのではないかと考えられています。

● 渦電流
パルス磁場を印加すれば生体には環状の電流が生じます。これは渦電流と呼ばれる電磁誘導の現象です。

こうした特徴をいかし、白井理論にあてはめていきます。


ティモス誕生


当社新型機器「ティモス」が発売されたのは、平成9年9月です。
医療機器の「その他のマッサージ器」として、導子の先端が突起物を有する治療導子で、皮膚表面に固定バンドで装着するか、施術者が手で持って行なうマッサージ器です。

「ティモス」の命名も白井先生です。
Teimos(ティモス)とは英語スペルのギリシャ語で、「気概」と訳され、「元気のいい馬の中にある活発なエネルギー」という意味です。このエネルギーは、胸に集中、あるいは胸から放射される特別なパワーで、戦いのエネルギーを意味しています。
「戦いのエネルギー」とは、人間の弱さ、愚かさ、迷い、執着、病気などを滅ぼすための「聖なるエネルギー」を指します。
つまり「ティモス」とは、人間の内面に潜む、弱さ・愚かさ、外面に現れる病気や苦痛を、聖なるエネルギーで滅ぼそうという意味なのです。

私は先生の壮大な思いを聞かせていただき大変な驚きをおぼえました。
そこには白井理論の考え方が、治療の概念を拡大し、「人間そのものを治すものであって欲しいという願いが込められていた」からです。



癒しの心


白井先生とお会いして感じることは、「癒しの心・慈悲の心をもって生きる」ことの大切さです。

当社は医療・健康機器のメーカーですが、これらの機器は、決してメーカーのものではありません。患者様や使われる方のものです。機器を使用する全ての人が求めているものは、単に痛みを和らげることだけでなく、心と身体すべての健康回復であろうかと思います。その根本が「癒しの心」であり、国際的医療の流れも「癒しの治療」に変わっていくことは間違いありません。患者様の病の苦しみを、自分の苦しみと受け止める「癒しの心・慈悲の心」をもち、毎日の仕事に取組むこと。そのことを白井先生との出会いから学ばせていただきました。

白井先生は長年にわたる臨床医学の研究から、独自の「生体電磁場理論」を構築されました。そしてこの理論を背景に、新しい治療法や機器を開発してきました。

「医学には別の分野の学問にまさる大きな強みがある。医学において真理を判断する基準というものは、治療法には必ず効き目がなくてはならない、ということの一点につきるからだ」(ジョン・ラングドン・ディヴィス)とありますが、白井先生の長年にわたる研究は、目の前の一人の病を治したい、生体に宿っている生命力を引き出したいという「癒しの心」から始まり、三千年前に確立された中国医学の経絡に注目しつつ、実験を繰り返し続けてこられたのです。



東洋医学について


東洋医学の経絡とは、生命エネルギーが五臓六腑を貫き、全身に循環するルートであるという概念です。
経絡は正中線の前面(陰経部)には任脈(にんみゃく)、後面(陽経部)には督脈(とくみゃく)の2本の経絡が人体の上下を循環しています。その他、手の陽経部には大腸経(だいちょうけい)、三焦経(さんしょうけい)、小腸経(しょうちょうけい)の3本、足の陽経部は胃経(いけい)、胆経(たんけい)、膀胱経(ぼうこうけい)の3本、手の陰経部には肺経(はいけい)、心包経(しんぽうけい)、心経(しんけい)の3本と足の陰経部には肝経(かんけい)、脾経(ひけい)、腎経(じんけい)の3本合わせて14本の経絡が人体をくまなく循環しています。

①気について
「気」とはあらゆる生命体の根源的エネルギーをいいます。気は生体を循環して身体のすみずみまで滋養し、心に力を与え、生命力となって発動します。気のはたらきが終わるとき、人はその死を迎えます。「気」の流れが悪くなったり、結滞したり、異常に横溢すると病気になり、逆に病気のときは必ず気の変動が起きています。

②経絡
生体には「気」の運行ルートがあり、これを「経絡」と呼びます。経とは縦・絡とは横の意です。この気の流れるルートは臓器に相応して12線、他に身体の前後の正中を流れる2線とがあり、合計14線の経路があります。


白井 彰先生との出会い


「白井 彰先生」のご自宅を訪問させていただいたのは平成8年の夏と記憶しています。創業者の大島社長(当時)が白井先生の文献を読んで興味を抱き、訪問の約束をとったことがきっかけでした。大島社長は出来たばかりの「パルス磁気装置」を大切に抱えており、それを持って二人で東大阪市にある先生宅へと出かけました。
 先生のご自宅には「白井物理医学研究所」の看板があり、自宅兼研究所の建物でした。
 お住まいに入り「試作器」を見ていただくと、「あっ!これは昔私がつくったものと考え方は一緒です。」と懐かしそうに喜ばれ、一瞬にして先生と私たちの距離は縮まり、まるで旧知の仲のような親しみに包まれました。お酒が好きな先生は、この日いきなりお酒が出てきたりと、ざっくばらんな中にも医療を追求する威厳を感じました。
 こうして白井先生と一緒になっての機器開発が始まりました。


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