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思い出(2)

思い出-1

前回「栄和号は、低周波治療器1基と、温熱治療としての磁気温熱器2基を備えた複合治療器」と書きましたが、もう少し詳しくお話しさせていただきたいと思います。

 超長波と呼ばれた磁気温熱治療器は、栄和産業の工場長が設計したものですが、そのルーツは名古屋の小林医療器です。
と言うのは、栄和産業の工場長が以前、小林医療器に勤務していたときに超長波製造技術を習得したからです。
8×10cm程度の珪素鋼板を3枚ほど重ねて綿布で固定してコアーをつくり、その上をエナメル線で絶縁紙を挟み4層まき重ねて超長波導子をつくります。
コアー作り、エナメル線巻きなどすべて手作業です。
超長波導子は2枚を1組として使用します。
この超長波導子の両端にAC100ボルトを5段階、50~80V程度に減圧して加えます。
超長波導子は2枚で患部を挟みゴムバンドで固定して用います。
磁気振動と心地よい温熱、ブーンといかにも効果のありそうな音で栄和号は確かに一時代を築いた名機だといえます。栄和号は関東地区を栄和産業が販売し、地方はミカサレントゲンを通じて販売し、特に九州地区によく売れた、と聞き及んでいます。

 超長波温熱器の泣き所は、温熱調節の問題です。
当時は温度センサーが市場にないため、温度調節はサーモスタットと、電圧だけ調節しなければなりません。電圧を高くするとワット数が増えて温度が高くなります。
高温は熱傷の危険があります。電圧を低くすると温度が下がると同時に、磁気振動も弱くなってしまいます。
サーモスタットで電圧が切れると、復帰するまでの時間中、余熱で温感はありますが振動は0となるので機器の故障と間違われました。

蛇足になりますが、「磁気治療器」は現在も新医療用具としての承認が必要です(※当時、現在は認証)。
超長波導子は磁気振動を発生しますが、ジュール熱を用いた「温熱治療器」です。
私も、栄和号の類似商品として「アネクサー」をつくり何台か販売しました。
製造して販売、修理に従事したのは、表(※OB)、熊谷(※現課長代理)、南場(※現課長代理)、という美少年3人でした。


             思い出-2

(注釈)
昭和30年代後半は、大島製作所の前身として、個人商店「パール商会」と命名していました。その後、千葉県千葉市桜木町に本社を、東京都江戸川区小松川に営業拠点を置くことになります。

http://www.ooshima.me

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