低周波全般資料(3)
低周波治療に「周波数の設定」が必要な前提として、人体の皮膚に関するお話しをさせて頂きます。
皮膚の電気抵抗は非常に高く、乾燥している時は数メガオームもあります。一番外側の皮膚の細胞は平たく、ひからびていて、これが何層も重なっているのです。
低周波を流す際、導子のスポンジを水で濡らし体に付着させますが、細胞の間に水分が十分しみ通りますと、数キロオーム~数百オームまで電気抵抗を下げることが出来ます。
皮膚の特性を理解した上で、体内に電気を流す際「周波数設定」が人体に大きな影響を与えます。
低周波の人体への感じ方は、低い周波数帯の電気は感じやすいため体内を通りにくく、高い周波数帯の電気は感じにくいため体内を通りやすい特性があります。
つまり高い周波数の方が(体に感じにくく)皮膚を通りやすいため、低い周波数に比べ多くの電流を流せます。
低周波治療器の最大周波数は、JISで1000Hz以下と定められています。それは、これ以上周波数を高くしますと、低周波としての刺激感が薄くなり、過大電流による電撃傷の危険があるからです。
そこで一般的に、比較的浅部組織への治療(主に筋肉系への刺激)を行なう場合は50Hz以下の周波数帯、比較的深部組織への治療(主に神経系への刺激)を行なう場合は50Hz以上の周波数帯を用います。
また一定の周波数帯では、時間の経過とともにに刺激が弱く感じる場合もあります(なれ現象)。そこで「なれ現象」を防止するため「インターバル(間歇)通電」や「ミックス(周波数がある範囲内を自動で切替わる)通電」などの工夫があります。
最近では「中周波」といって、低周波の周波数成分の中に数万Hzの周波数帯を取り入れることにより、刺激を柔らげ、筋肉系・神経系ともにより効果的な刺激を与える工夫もあります。

(中周波の入った「ピクトロン PG-7」)
「周波数の設定」は、治療する部位・疾病のある組織の深さにとって、大切なポイントであることがわかりますね。
次回は「低周波の波形」についてご説明させていただきます!
皮膚の電気抵抗は非常に高く、乾燥している時は数メガオームもあります。一番外側の皮膚の細胞は平たく、ひからびていて、これが何層も重なっているのです。
低周波を流す際、導子のスポンジを水で濡らし体に付着させますが、細胞の間に水分が十分しみ通りますと、数キロオーム~数百オームまで電気抵抗を下げることが出来ます。
皮膚の特性を理解した上で、体内に電気を流す際「周波数設定」が人体に大きな影響を与えます。
低周波の人体への感じ方は、低い周波数帯の電気は感じやすいため体内を通りにくく、高い周波数帯の電気は感じにくいため体内を通りやすい特性があります。
つまり高い周波数の方が(体に感じにくく)皮膚を通りやすいため、低い周波数に比べ多くの電流を流せます。
低周波治療器の最大周波数は、JISで1000Hz以下と定められています。それは、これ以上周波数を高くしますと、低周波としての刺激感が薄くなり、過大電流による電撃傷の危険があるからです。
そこで一般的に、比較的浅部組織への治療(主に筋肉系への刺激)を行なう場合は50Hz以下の周波数帯、比較的深部組織への治療(主に神経系への刺激)を行なう場合は50Hz以上の周波数帯を用います。
また一定の周波数帯では、時間の経過とともにに刺激が弱く感じる場合もあります(なれ現象)。そこで「なれ現象」を防止するため「インターバル(間歇)通電」や「ミックス(周波数がある範囲内を自動で切替わる)通電」などの工夫があります。
最近では「中周波」といって、低周波の周波数成分の中に数万Hzの周波数帯を取り入れることにより、刺激を柔らげ、筋肉系・神経系ともにより効果的な刺激を与える工夫もあります。

(中周波の入った「ピクトロン PG-7」)
「周波数の設定」は、治療する部位・疾病のある組織の深さにとって、大切なポイントであることがわかりますね。
次回は「低周波の波形」についてご説明させていただきます!
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